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【開催間近】Featured Projects2023、全トークセッションの背景と設計意図まとめ

デザインの祭典『Featured Projects2023』。

「トークセッション/ワークショップ/ミートアップ/マーケット/展示」と多岐に亘るプログラムで構成される本イベントに関して、これまで複数回にわたり全てのトークセッションの設計意図と背景をご紹介してきました。

開催まで一週間を切り、いよいよ一部セッションではチケットの売り切れも見えてきたため、今回は改めて全てをまとめてご紹介。いま迷われているチケット購入の判断材料にも、すでに申し込まれたセッションの副読本的にも、是非ご活用ください。

DAY1

1.変化しつづける“場”の意味を問い直す

登壇者:中村 圭佑 / 東 直子 / 安永 哲郎 / 龍崎 翔子
コロナ禍を経て、オンラインとオフライン、実空間とデジタル空間を往復する生活が多くの人にとって当たり前になりつつあります。それに伴い、これまでは当たり前だった、リアルの“場”の価値も着実に変化しつつある。場の価値はどのような方向に向かうのか、そして私たちはどのように“場”と向き合うべきなのか。空間・文化・クリエイティブなどの視点から紐解きながら考えます。

2.若手クリエイターの、今日までを拓いてきたものづくり

登壇者:田中 大資 / 西山 萌 / haru. / 涌井 嶺
情報の得やすさや発信のしやすさ、ツールの進化……クリエイターを取り巻くものづくりの環境は劇的に進化しました。誰もが、よいものを生み出し世の中に問いやすくなった。その一方で、頭角を現すことが難しくなった側面もあるのではないでしょうか。 では、その中でも若くして活躍するクリエイターは、いかにして機会を掴み、今日までを切り拓いてきたのか。その道筋ときっかけを今話題の若手クリエイターに訊きます。

3.変わり続ける社会で、デザインから考える復興

登壇者:芦沢 啓治 / 鈴木 哲也
2011年3月11日の東日本大震災。震災から10年以上が経った現在も、多くの地域は未だ復興の過程です。その中では、環境変化や新たな自然災害、感染症、戦争…といった社会情勢の影響も受け続けてきました。他方で、私たちが携わる「デザイン」という分野には、未来を拓いてゆく可能性と責任があると信じています。復興とデザイン。これまでデザインが果たしてきた、そしてこれから担っていける役割について議論します。

4.時代と共に、音楽を拡張し続けるクリエイティブ

登壇者:小沢あや / OSRIN / 清水 恵介 / 林 響太朗
音楽ほど劇的な変化を遂げ続けるクリエイティブの分野は他にないのではないでしょうか。 ほんの数十年前は、店頭に並び「ディスク」を吟味し、たくさんのディスクを持っていればヒーローだった。それが、パッケージは「音源」というデジタルデータになり、専用のプレイヤーはスマホになり、「購入」は「サブスク」へ変わり…。いまや、手元のデバイスで瞬時に数百万曲へアクセスできるのが当然になりました。 同時に、音楽の活かし方や流通も劇的に変わり、SNS経由で流行が生まれたり、有名YouTubeチャンネルに特集されて注目されたりするなど、音楽との接点も拡張。最早数年前の常識で「音楽」を捉えていては、すぐに時代遅れになる状況でしょう。本セッションでは、こういった変化の中で、音楽にまつわるクリエイターは何を考え、どのように表現しているのかを探索。音楽を取り巻くクリエイティブの現在地を紐解きます。

5.心を掴む、"美しさ"が生まれるまで

登壇者:加藤 杏奈 / 寒川 裕人 / 宮前 義之
よいものづくりの裏には、膨大な知識や技術、経験、体験の蓄積があります。それらはいかに積み上げられ、作品へと繋がっているのか。このテーマを紐解くべくお呼びしたのが、A-POC ABLE ISSEY MIYAKE デザイナーの宮前 義之さんと、EUGENE STUDIO 現代美術家の寒川裕人さん。アウトプットこそ違えど、共に高いレベルで“美しさ”へ向き合う二人の対話を通し、“美しさの源泉”を考えます。

DAY2

【完売】1.よいものを生み出し続ける、デザインスタジオ

登壇者:加藤 晃央 / 髙田 唯 / 田川 欣哉 / 米澤 香子
よいものづくりを、いかに”続ける”のか? すぐれたデザインスタジオ・チームは、なぜよいものを生み出せるのか?人、環境、仕組み、知識、顧客……様々な変数があるデザインという仕事において、毎回素晴らしいものを生み出し続けることはそう容易なことではありません。正解は相手によっても変わりますし、その時々、担当する人や時期、組織の状況にも左右される。その中でもよいものづくりを続けるデザインスタジオから、その秘訣を探ります。

【完売】2.世界のエンタメを牽引する、韓国グラフィックの現在地

登壇者:倉田 佳子 / Daewoong Kim, Hyojoon Jo / Hayeon Kim / 安田 昂弘
今や世界のエンターテイメントを牽引する存在となった韓国。その影響力はあらゆる分野に及び、デザイン、なかでもグラフィックの分野においても次々と世界が注目する新たな潮流が生まれています。韓国におけるグラフィックデザインとは如何なるものか?表現、そして文化的背景の観点からこの問いを紐解くべく、韓国のデザインスタジオ『Corners』の創立者であるDaewoong Kim、Hyojoon Joのお二人が来日。グラフィックデザイナー・安田昂弘さん、アーティストコーディネータ・倉田佳子さんとともに、日韓双方の視点から韓国デザインを探ります。

3.私たち、そして地球によいものづくり

登壇者:阿座上 陽平 / 大坪 岳人 / 加藤 洋 / 渡辺 真佐子
あらゆるものづくりにおいて、「つくる責任」は無視できないテーマになりました。よりよい社会、よりよい未来にむけて、ものづくりに携わる私たちに何ができるのか、何をするべきなのか。サステナビリティ・社会的責任の観点から、「よいものづくり」を考えます。

4.暮らしを更新するデザインとテクノロジー

登壇者:井上 雅意 / 柴田 文江 / 山田 遊
次々と登場する新たな技術によって、私たちの暮らしは日々着実に便利になっています。 ですが、その利便性は単に「新しい技術」だけで実現されているわけではありません。技術と人との間をとりもつデザインの力によって「良い体験」という形で、実装されているのではないでしょうか。そうした、技術と人との間にたち、暮らしを更新するようなデザインはいかにして実現されるのか。その間に立つトップランナーの視点を紐解きます。

5.哲学対話:明日を拓くものづくり

登壇者:小野 直紀 / 相樂 園香 / 永井 玲衣 / 水野 祐 / 脇田あすか
本セッションでは、イベントテーマでもある「よいものづくり」とは何かを、哲学対話というアプローチで問い直します。哲学対話とは、複数人での対話を通し思考を深める手法。結論や正解、落とし所を見出すのではなく、参加者各々の視点を共有することで、思考がより深くすることを目的とします。登壇者には様々な領域の“デザイン”に関わる方々と一部会場内来場者を抽選でご招待。「よいものづくり」へ繋がるヒントや問いを探ります。


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