【セッションの意図】暮らしを更新するデザインとテクノロジー:Featured Projects2023
2023年4月8〜9日に開催する、デザインの祭典『Featured Projects2023』。
本イベントでは、トーク、マーケット、展示をはじめ多様な「クリエイター」を取り巻くプログラムを用意しています。
その中でも着目いただきたいのが、全10のトークセッション。
いずれも、本活動が掲げる“よいものづくりは、明日を拓く”という言葉にもとづき、いま“よいものづくり”を考える上で対話、向き合っていきたいテーマを設定。第一線で活躍される素晴らしいトップクリエイター・デザイナーの方々にご登壇いただき、開催を予定しています。
それぞれのセッションがなぜ今向き合うべきテーマなのか、登壇者の意図は。本記事では、その設計の裏側を紹介していきます。今回取り上げるのは、『暮らしを更新するデザインとテクノロジー』です。
セッション紹介
概要
次々と登場する新たな技術によって、私たちの暮らしは日々着実に便利になっています。 ですが、その利便性は単に「新しい技術」だけで実現されているわけではありません。技術と人との間をとりもつデザインの力によって「良い体験」という形で、実装されているのではないでしょうか。そうした、技術と人との間にたち、暮らしを更新するようなデザインはいかにして実現されるのか。その間に立つトップランナーの視点を紐解きます。
登壇者
セッションの意図
「テクノロジーやデザイン」と言われた瞬間に、思わず目が滑る人もいるでしょう。それくらい、デザインやクリエイティブ領域、および我々の生活の中でこれらの概念は“当然のもの”になりました。
本セッションは、そんな一般論をなぞるのではなく、“その先”を考えるものです。
例えば、テクノロジーによって私たちの生活は便利になった一方、デジタルウェルビーイングという言葉が生まれたように、テクノロジーとの“健全な”関係性はどうあるべきか。
例えば、昨今の「人間中心(Human Centered)」なデザインから「地球中心(Planet Centered)」なデザインへ移行すべきではないかという論点。
例えば、事業数値(P/L)で計測しづらい「審美性(≒意匠上の美しさ)」を重視するデジタル関連企業が増えてくるなど、デザインとの向き合い方、向き合うデザイン対象が変わっている話。
そうした「デザイン」「テクノロジー」が向き合う変化を踏まえつつも、単に各々の領域に閉じた議論ではなく、人々の”暮らし”という軸で捉えるのが本セッションの特徴です。
デザインもテクノロジーも人々の生活を変えてこそ価値になるもの。各領域の閉じた議論ではなく、暮らしにどう反映するか、暮らしをどう変えるかといった話から捉え直すことで、その意味も変わるはず。そう考えた設定したものです。
今回の登壇者である、柴田さんがデザインされたものや、山田さんがキュレーションされたもの、そして井上さんが所属するNOT A HOTELのサービスは、いずれもその審美性は高く評価されています。
ただ、それらは「単に美しい」わけではなく、いずれも暮らしを更新するような価値をしっかりと生み出している。そのゆえんはどこにあるのか。本セッションではその理由を紐解くことで、「暮らしを更新するデザインとテクノロジーとはなにか?」を考えていきます。
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