デザインビジネスマガジン"designing"

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毎年多数の新規事業を生み続ける、エムスリー流事業創造の要諦:連載「0→1デザイナー」第2回

本記事は、MIMIGURIが運営する、組織イノベーションの知を耕す学びのメディア『CULTIBASE』との共同企画です。本記事は双方の媒体に掲載されています。

サービスの立ち上げと成長フェーズでは、デザイナーに求められる素養もスキルも異なります。特にプロダクトの0→1を支えるデザイナーには、何もないところから、事業の根幹を見極め、形にしていくさまざまな力が求められるでしょう。

いま名を知られる

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Webデザインの旗手は、なぜ事業会社へ——Visional田渕将吾

アートディレクター田渕将吾は、転職の“挨拶”をしなかった。

2020年、彼はアートディレクターとして在籍していたAID-DCC Incから、「ビズリーチ」「HRMOS」などを運営するVisionalに移籍。しかし、そのことはSNSでも、自身が運営するWebデザインギャラリー『S5-Style』、ポートフォリオサイト『S5-Studios』でも一切語られてこなかった。

これまで、世界最大級のデザ

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デザインは手段。事業家たるデザイナーの肖像——エムスリーCDO 古結隆介

「事業家」という言葉がある。

「起業家」とならび、ベンチャー・スタートアップでは比較的耳馴染みのある言葉だ。

会社を立ち上げビジョンを描くのが「起業家」とするなら、事業を生み出し成長させるのが「事業家」。両方を兼ねる人も少なくないため一緒くたに語られがちだが、そこには明確な違いが存在する。

他方で、「デザイナー出身の起業家」という言葉は聞かれるが、「デザイナー出身の事業家」について言及される

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デザインすべきは、創造性を引き出す仕組み——WantedlyCDO青山直樹

今の時代のほど、誰もが「デザイナー」を名乗る時代はないだろう。

2016年の『Design In Tech Report』で、ジョン・マエダ氏が「クラシカルデザイン」「デザイン思考」「コンピュテーショナルデザイン」とデザインの領域を分類したように、“デザイナーは絵を描いたりものを作る人”という認識はもはや一昔前のものだろう。

一方で、デザイナーもこうした潮流の中で、自分の領域を拡大していった。

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デザインは事業の道具ではなく、“やさしさ”のまなざし——KESIKI石川俊祐

「デザインとは、人に向き合う“やさしさ”である」

クリエイティブ・コミュニティKESIKIの石川俊祐氏はこう語る。

英国のデザインコンサルで経験を積んだ後、IDEO TokyoのDesign DirectorやBCG Digital VenturesのHead of Designを経て、2019年にKESIKIを創業。国内外双方の最前線から「デザイン」を牽引してきた彼は今、「やさしさがめぐる経

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日本の“創造性”はこの10年でどう変化した?——IDEO Tokyo野々村健一

「創造性は、一握りの幸運な人々だけが持っているまれな才能などではない。人間の思考や行動の自然な一部なのだ。創造性にフタをしてしまっている人はあまりにも多い。でも、そのフタを外すことはできる。そして、一旦想像力を解き放てば、あなた自身、あなたの組織やコミュニティに、大きな影響を及ぼせるかもしれない」

IDEO創業者のデイヴィッド・ケリーと共同経営者トム・ケリーによる著書『クリエイティブ・マインドセ

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イノベーションデザインを民主化せよ——NEWh神谷憲司

日本でも政府を挙げて推進する対象となり、もはや誰もが知る言葉となりつつある「イノベーション」。1912年にオーストリアの経済学者ヨーゼフ・シュンペーターによって提唱されてから一世紀以上、かのピーター・ドラッカーやクレイトン・クリステンセンなど、数多くの識者たちがそのメカニズムについて思索を重ねてきた。

しかし、未だその探求は発展途上。そんな中、「デザイン」の方法論を応用し、イノベーションの創出に

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組織のプロたちは、あえて“組織の定石”を無視した——MIMIGURI誕生の足跡

2021年3月15日、ミミクリデザインとDONGURIは合併し、株式会社MIMIGURIとしてスタートすると発表した。資本業務提携に伴う横断経営を発表したのが、2020年3月3日。わずか一年足らずで、両者は「一つのチーム」となる意思決定をした。

しかし、その実を聞くと「組織作りのプロ」がやるとは思えない話が聞こえてきた。

「合併へ向かうには、ホールディングス化を経て段階的に」が定石にも関わらず

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デザイナーではなく、デザインを探究し続ける“観測者”でありたい——DONGURIミナベトモミ

DeNA、ビズリーチ、クックパッド、エムスリーのデザイン組織やPdM組織推進。Wonde等のライフスタイルプロダクトの事業開発、FiNC等のサイトリニューアル……。ある「デザイナー」が率いる企業が支援したプロジェクトの一例である。

その企業の名は、DONGURI。創業者のミナベトモミ氏は、家電メーカーのプロダクトデザイナー、フリーランスを経て、DONGURIを設立。世界的なアワードでの受賞歴もあ

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コイニー創業期を支えた二人が語る、“1”を生み出す猪突猛進の姿勢:連載「0→1デザイナー」第1回

本記事は、Mimicry DesignとDONGURIが運営する、組織イノベーションの知を耕す学びのメディア『CULTIBASE』との共同企画です。本記事は双方の媒体に掲載されています。

サービスの立ち上げと成長フェーズでは、デザイナーに求められる素養もスキルも異なります。特にプロダクトの0→1を支えるデザイナーには、何もないところから、事業の根幹を見極め、形にしていく様々な力が求められるでしょ

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