デザインビジネスマガジン"designing"

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なぜデザイン会社は自社事業をやるのか?——LOGICを立ち上げたPARKに聞く

デザインファームにおいて、クライアントワークだけでない“自社事業”を手がける経営者が増えている。

クライアントワークで得たナレッジを活かして事業を作る企業もいれば、R&D的に実験する企業、クライアントワークをキャッシュエンジンに、本命の事業を作る企業もいる。いずれにしても、デザインファームにとっては新たな挑戦だ。

その流れの中で、ブランディングに強みを持つ『PARK』が興味深い動きを見せた。2

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mountとしての純度を高め続けよ ——デザイン会社の経営論 mountイム・ジョンホ

デザイナーにとって、「経営」は縁遠いものかもしれない。

ただ、多くのデザインファームは、トップクリエイターが独立・組織化し、経営までを担う。すべての経営者が経営を志していたわけではないとはいえ、技術を突き詰めるクリエイティブと経営とは少々距離があるのではないか。

この距離感を縮める上で、designingはデザインファームを経営する先人からその経営者としてのあり方を学ぶ連載『デザイン会社の経営

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対話を通し輪郭を見出すブランディング──SLUSH TOKYOからBARKブランドが生まれた軌跡

デザインプロセスを開発する動きが増えている。

デザインファームでも事業会社でも、安定してデザインが価値発揮するには、そのプロセスを定常化し、再現性を持たせるのは当然の流れだろう。ただ、決まったプロセスはアウトプットの定常化にもつながりかねない。

企業経営の分野で近年注目を集める「両利きの経営」という概念では、「知の深化(特定の領域を深め再現性を高めること)」と「知の探索(新たなイノベーションの

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デザインツール『STUDIO』が“プロダクト作りのプロ”にこそ、高い評価を得る理由

「とにかくプロダクトにフォーカスする」

STUDIO Inc. CEO/Design Chief 石井穣氏は、創業以来この方針を貫き、デザインツール『STUDIO』を磨き上げてきた。

コードを書かずWebサイト制作を完結させるデザインツールとして2017年4月にβ版をリリースした『STUDIO』。他のコーディング不要のWebデザインツールとは一線を画す使い心地と設計思想を軸に、デザイナーを中心

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1年で総勢75名超。フルリモートデザインチーム「Goodpatch Anywhere」が実験を繰り返す仕組みと組織

リモートワークを導入する企業が増えている。エンジニアやデザイナーなど、クリエイティブ職を中心として広がってきた働き方だが、いまでは、大企業や“レガシー”と呼ばれる業界でも導入する事例が出てきている。

一方、メルカリやチームラボなど“あえて”リモートワークを原則禁止とする企業や、一旦導入に踏み切ったものの、白紙に戻す企業も現れた。「予想以上にコミュニケーションコストがかかる」「エンゲージメントが低

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広野萌・坪田朋率いるBasecampは、“仕組み”としてのギルド型組織へ

「完璧なタイミングでした」

「誘われた瞬間、すべてがぴたっとはまったんです」

ふたりは、その意志決定をこのように振り返る。

7月1日、坪田朋氏率いるデザインインキュベーションファームBasecampは、7月中にM&Aを通しクラシルを展開するdelyの傘下へ参画予定と発表された。坪田氏はBasecampのCEOと兼任し、delyのCXOへと就任する。

同時に、M&AされるBasecampのパ

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freeeのリブランディングを支えた、デザイナーが事業に伴走する姿勢

SlackやUber、Evernote…。

ここ1年弱だけをみても何社ものスタートアップで大規模なリブランディングが行われた。企業規模を拡大しフェーズの変わるタイミングで、ブランドとの向き合いは欠かせない転換点になっているのかもしれない。

リブランディングが、ユーザーから好意的に受け入れられるか。それを大きく左右する要素のひとつに、いかに全社で取り組めるかがあるのではないだろうか。トップダウン

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5年前「UIデザイナー不要説」を投げかけた人物は、今“問題提起”のデザインを志向する

ここ数年、デザインの重要性が各所で叫ばれるようになった。

デザイン思考やデザイン経営等、各所さまざまな切り口でデザインを重要なトピックの一つとして捉えるようになっている。少なくともデジタルが主戦場となる事業領域では、デザインが一定の役割を担うことを疑う人は減った。ただ、それもここ数年の話に過ぎない。

5年前、この疑問に挑んだ人物がいた。

「UIデザイナー不要説」という逆説的なタイトルのブログ

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『FONTPLUS』リニューアルを支えた、精鋭をまとめ上げる“熱量”あるチーム作り

今年夏、SNSのタイムラインにこんな投稿が踊った。

2018年7月3日、Webフォントサービス『FONTPLUS』がリニューアルされた。この投稿は、リニューアルで実装された「FONTPLUS ためし書き」という機能を活用したものだ。

リニューアルを手掛けたのは日本デザインセンターを中心に組成されたチームだ。デザインを日本デザインセンター。UXデザインをStandard、フロントページの「ためし

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なぜ、Kaizen PlatformはGoodpatch, Takramと共にビジョンを作り上げたのか

「未来の働き方は既に変わりはじめている。その流れに乗って、Kaizenは"今日は異端でも明日の常識"になるような新たな働く場所をつくっていく」

2018年7月、Kaizen Platformはビジョンをアップデートした。

このビジョン作りには、2社のデザインファームが携わった。UI/UXデザインカンパニー『Goodpatch』とデザイン・イノベーション・ファーム『Takram』だ。

Kaiz

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