FONTPLUSが850書体を追加しリニューアル。リブランディングは日本デザインセンターが担当。
Webフォントサービス「FONTPLUS」は、7月3日にWebアプリケーションの追加・利用可能書体の増加などのリニューアルを行なった。
リニューアルのコンセプトは「Fast UX」。「とにかく早く/速く使えて、フォントが見る人まで最短で届くUX」「世界最速のフォント・プラットフォーム」を目指したという。
リニューアルのポイントは、Webアプリケーション『FONTPLUS ためし書き』のリリースにある。Web上でフォントの比較やサンプル作成を行い、関係者に共有できる。デザイナーの書体選定作業や関係者への確認がスピーディーに行えるようになった。
『FONT PLUS』のUXの再設計や戦略立案、サイト構築をはじめとするリブランディングは、Osaka MetroやGINZA SIXのVIを手がけた日本デザインセンターが担当した。
今回のリニューアルに合わせて、ソフトバンク・テクノロジーはMonotype株式会社と業務提携を行い、850の書体をラインナップに追加。Monotypeが保有する、Helvetica(R)(ヘルベチカ)、Frutiger(R)(フルティガー)、Optima(R)(オプティマ)など、国内でも人気の書体も含まれる。追加された主な書体は以下。
既存の和文987書体と合わせ、1,800書体を超えるWebフォントが利用できるようになった。これにより、和文混合のサイトや、多言語対応のサイトでも、より適した書体の選定・確認が可能となる。
今後も、Monotype社が保有する約20,000に及ぶ書体を随時追加予定。第2弾では、Bembo®、Neue Haas Grotesk™、Sabon®など、約900書体の追加を検討しているという。
さらに、リニューアルを機に料金体系も変更。入会金制を廃止し、ライセンス料金のみでの利用が可能となり、より気軽に豊富な書体を試すことができるサービスになった。