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日本最大規模のデザインカンファレンス『Designship』がチケット販売を開始。

2018年5月に発表され、12月1-2日の2日間に渡って開催される、日本最大規模のデザインカンファレンス『Designship』。同イベントのチケット販売が本日7月31日よりスタートした。

購入は以下のPeatixより。イベントは両日延べ1000席用意されており、チケットは超早割が7,000円、早割が10,000円、当日券が15,000円、学割が5,000円で販売されている。

デザインの叡智が集結する、カンファレンス

Designshipは「様々な業界における一流デザイナーが集結し、それぞれの叡智や想いを爆発させる、日本最大級のデザインカンファレンス」と銘打たれたイベントだ。

今年が初開催のイベントで、「第一線で活躍するデザイナーが発信できる機会を創出を目指し、各業界でデザイナーとして培ってきた比類なき知識と経験を、他業種・他業界に解き放ち、デザイナーたちの物語を日本のデザイン界の財産にする」と掲げている。

今年度は「デジタル・グラフィック・プロダクト業界において、それぞれのデザイン領域を司る精鋭」を募集している。というのも、セッションは「公募セッション」「企画セッション」「キーノートセッション」の3種類あるが、その半数は一般から登壇者を募集する公募セッションが占める。こちらの登壇者も現在募集中だ。

募集要項・応募ページは以下。

▼講演時間
15〜20分程度
▼採択基準
1.独自性:スピーカーならではの物語があり、唯一無二の体験が語られているか
2.専門性:一般に広く知られている情報ではなく、専門性があるか
3.発見性:その発表をきいた視聴者が、何かを発見して持ち帰る要素があるか
▼選考方法
事務局の審査担当班により、所属・氏名を伏せた上で「講演タイトル」「講演概要」をもとに、採択基準をどれほど満たしているかという観点で審査をおこないます。

SNSのタイムラインを見る限りでは、本カンファレンスの運営メンバーにはスポンサー枠にも入っているFOLIOやYahoo、Goodpatch、Google等で活躍する面々が携わっているようだ。

伝えるべきナレッジをどのように集め、発信するか

筆者自身メディアの人間としてデザインの情報発信に携わる中で、「世の中に伝えるべき情報は何か」「それをどう伝えるべきか」を常に考えている。

そのなかで筆者の一意見ではあるが、Designshipはその伝えるべき情報を公募で集めることで、デザイナーが“世に伝えるべき”と考える自主性や主体性を重視しているようにも見えた。その情報を「発信すべきことではないだろうか」と考える機会を提供し、「社会のために発信しなければ」という思考まで引き上げることを、Designshipは公募という形を取ることで実現しているのかも知れない。

発信すべき、広く広まるべきナレッジは現場に数多く存在する。ただそれを発信すべきかと考えるきっかけ、実際に発信する機会・場は決して多くない。Designshipのようなカンファレンスが、デザイナー自身が経験や知識を整理し、広めるマインドを持つきっかけになることを個人的には期待している。

via: Designship

(2018年7月31日11時半:学割を追記)