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「Firefox」アイコン刷新へ向け、フィードバックを募集中

「Firefox」を開発するMozillaは、7月30日にブログにて、Firefoxシリーズのアイコン刷新を告知し、デザイン案を公開した。2016年のMozillaロゴ刷新の際と同様、デザイン案に対してユーザーのフィードバックを募っている。コメントは、ブログ記事の下部から投稿が可能だ。

同社はこれらのフィードバックを踏まえ、ユーザーテストなどを実施した上で最終案を決定する、オープンプロセスを踏む。一方で、並行してタイポグラフィやネーミングの開発も進めており、全く別物になる可能性もあるという。そのような状態でも案を提示し、フィードバックを得てブラッシュアップを重ねるのは、オープンソースのMozillaらしい取り組みと言えるだろう。

今回のロゴ刷新の理由を、UXチームのシニアディレクターのMadhava Enros氏とクリエイティブディレクターのTim Murray氏は同ブログの中で以下のように語る。

「現在、Firefoxは新しいタイプのブラウザや幅広いアプリやサービスの開発を行なっています。現在の火の尻尾を持つキツネのアイコンでは、製品ファミリー全体を表現するのには十分ではないと考えています。色の変更やキツネを分解するだけでは足りず、新しく始める必要があるでしょう」

提示されたデザイン案はふたつ。

各システムの一行目がマスターブランドアイコンで、それ以降は個々のプロダクトを表す。二行目はブラウザアイコン(エディション違いで三種)。三行目はVRや特殊ブラウザ用アイコン。四・五段目は新たなアプリやサービスのアイコンだ。

なお、Mozillaの評価基準は以下の通りだ。

「Firefoxらしさ」を感じられるか?
各々の一貫性はあるだろうか?どのようにして一貫性を保てるだろうか?
将来の製品に対し、これらSystemのデザインロジックは拡張できるか?
これらSystemはFirefoxの「スピード、安全性、信頼性、ウィット、イノベーション」を強化するか?
これらSystemは人々へ利益をもたらすTech企業としての地位を示唆するだろうか?

同ブログには、8月5日時点ですでに1686件ものコメントが集まっている。

コメントの中には、「全体的にSystem1の方がいいが、ブラウザアイコンが子どもっぽく、また安っぽく見えるので、ブライザアイコンはSystem2の方がいい」という意見が多く見られる。

一方で、「System2のマスターブランドアイコンは、旧来のFirefoxらしさを保っている。System1は素敵でシャープだが、あまりにも一般的な幾何学的なスタイルで、他社のロゴにも似ており既視感がある」といったフィードバックも寄せられている。

Mozillaは、今後数カ月で最終版を発表する予定だという。折角の機会、フィードバックしてみてはいかがだろうか。

source/img: Mozilla Open Design
text: Airi Muraoka(@M402_
edit: Yuka Sato(@y_lovearth