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EXIT FILM、いじめをテーマにした映像作品『Bullying and Behavior』発表。WebはGarden Eightが担当

田村祥宏氏率いる『EXIT FILM inc.』 は“いじめ”をテーマに制作したショートフィルムとWebサイト『Bullying and Behavior』を公開した。本作にはEXIT FILMを中心に、計18名のクリエイターが参画し制作。映像をEXIT FILMが、Webサイト制作を『Garden Eight』が主体となり担当した。

本作の制作に当たって、リリースには以下のように想いが綴られている。

本作品はEXIT FILM inc.が毎年複雑な社会課題をテーマに制作を行っている自主制作作品のひとつです。
2015年に公開した地方創生がテーマの『KUROKAWA WONDERLAND』、2016年に障害者ダンスをテーマに制作した『Wheelchair Dance』に続き、2017年は”いじめ”を題材にエンターテインメントとしての表現に挑戦しました。かつて自身もいじめの当事者だったという田村監督の「サクセスストーリーではなく、リアリティを持って”いじめ”との向き合い方を描きたい」という思いのもと、制作にあたりました。
本作では”いじめ”の当事者である男子中学生が、不条理な現実とタップダンスで対峙する姿を描きました。前作に引き続き苦難におかれた人間の振る舞いや可能性に対するわたしたちの世界観を提示しています。この物語が、いじめの当事者や多様性を阻害される子どもたちの小さな希望となり、社会変容の起点となる価値観を提案するものとなることを願います。

本作のメインキャストは二名。一人目は、3歳からタップを始め、12歳にしてシカゴのタップフェスティバルに出演、14歳でジュニアだけで活動するタップチームを設立した、タップダンサーのSouma氏(17歳・写真左)。

二人目は、7歳からBboyingをはじめ、15歳にしてRed Bull BC One World Finalに出場が決定しているブレイクダンサーのShigekix氏(15歳・写真右)。

両名ともこれからが期待されるプロダンサー。年齢的にも役柄と近く当事者意識も強い。

『GardenEight』『横瀬クリエイティビティー・クラス』も支援

ショートフィルムとあわせて作られた、Webサイトは野間寛貴氏率いる『Garden Eight』が担当。田村氏と野間氏のパートナーシップは今年で3年目。過去に制作してきた『KUROKAWA WONDERLAND』『Wheelchair Dance』とも、映像を田村氏が、Webサイトを野間氏が担当している。

加えて今作では、EXIT FILMやGarden EightをはじめSCHEMA、SHIFTBRAIN、AID-DCCなど都内の有名プロダクションが主体となり行っている、中学生向けのキャリア教育プロジェクト『横瀬クリエイティビティー・クラス』もサポートに名を連ねた。同プロジェクトの舞台となる埼玉県秩父郡横瀬町が全面協力しており、撮影は横瀬町で行われている。

ちなみに、今作ではメイキング映像も公開している。このメイキング、メイキングと呼ぶには忍びないほどにハイクオリティに仕上がっている。是非目を通して欲しい。

例年EXIT FILMが発表している自主制作プロジェクトはいずれもサイト周りのクリエイティブ含め非常にクリエイティブの質が高く、国内外の賞を受賞するなど評価を得ている。今作『Bullying and Behavior』も同様に多くの注目が集まることが期待できそうだ。

via: EXIT FILM, Garden Eight
img: Yokoze Creativity Class

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