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Airbnb、Jony Iveとの契約を発表。次世代プロダクト開発と、デザインチームの発展に従事

米国時間の2020年10月21日、Airbnbは元Apple CDO Jony Iveと彼が経営する「LoveFrom」のメンバーが同社の業務に複数年契約で従事する旨を発表した。

具体的には、次世代のAirbnbプロダクト/サービスの開発、インハウスデザインチームの発展に力を入れていく予定という。リリースの文言を一部抄訳したので以下を参照いただきたい。

今日、Jony Iveおよび彼が経営する「LoveFrom」のパートナーがAirbnbとの“特別なコラボレーション”に従事することを発表する。この発表に私(※Airbnb CEO Brian Chesky)はとてもワクワクしている。私たちは次世代のAirbnbプロダクトおよびサービスのデザインに関する複数年に渡る契約を結んだ。ジョニーは、私たちのインハウスデザインチームの発展にも力を貸し、世界最高のデザインチームの一つへと引き上げてくれるだろう。彼自身も、Airbnbのクリエイティブチームとともに深いコラボレーションへと深化していくことを楽しみにしている。(抄訳/リリースより)

リリースによると、Jony IveとAirbnb CEOのBrian Cheskyは以前から親交があり、度々アドバイスをもらう関係にあった。両者はクリエイティビティやデザインの価値・重要性に関して考え方を共有し、デザインはオブジェクトやインターフェイスをに関する表層的なものではなく、サービスや体験を生み出す要素だという信念を持っていたという。

言うまでもないが、Airbnbは共同創業者3名のうち、CEOのBrian CheskyとJoe Gebbiaの2名が美大出身。デザインが事業をドライブした事例としてあげられる。創業期からデザインに力を入れ、その力を身をもって理解する彼らだからこそ、今回の協業が成立したのかも知れない。

一方のJony Iveは2019年6月に、Appleを退職し、自身の経営するデザイン会社「LoveFrom」を設立。退職時から、Appleをクライアントの一社とし、“緊密に連携し、様々なプロジェクトに関わる”としていた。今回のAirbnbも、Appleと並ぶクライアントの一社ということだろうか。

(追加情報があり次第、更新予定)

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