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デザインの可能性を探究するメディア『designing』のnoteです。事業に寄与するデザインから、クラフト・クリエイティブ、デザイン思想・倫理、広義にデザインと捉えられる活動ま… もっと読む
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#デザイン

読者アンケートご協力のお願い

いつもdesigningをご愛読いただき誠にありがとうございます。 この度、創刊5年目を迎える当媒体として初の読者アンケートを実施いたします。 これまで、designingは編集部一人ひとりのアンテナやSNSでの反響、個別に寄せられたご意見などをもとに、媒体を運営してまいりました。一方で、designingの扱う領域が拡張し、読者層も広がる中ではこのアプローチだけでは限界もあると感じています。 そこで今回5年目の期に、読者の皆様からのご意見を広く集めると共に、これまで感

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ピープルマネジメントを超えて。デザインマネージャーの視座──Visional大河原陽平

「マネージャー」という言葉の意味するところを、一義に定めることは難しい。 事業成長に向け自分・チームを最適化するか、メンバーの可能性を開花させることを第一に置くか。プレイヤーとしての役割を一切捨てるのか、はたまた自らも積極的に手を動かして背中を見せるのか──。理想のマネージャー像は、語り手によって異なって然るべきだろう。 これはデザイン組織においても同様だ。あるべきデザインマネージャー像は、組織や人によって全くの別物になる。 そんな中、ひとつのあり方を提示してくれるのが

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デザイナーは「未来の具現者」であれ——Visional HRMOSプロダクト本部長・萩原崇

いかにデザイナーが活躍しやすい土壌を生み出すか。 ことデザインに力を入れる事業会社において、この問いは重要課題の一つに上がるはずだ。それは「個々人の労働環境」というシンプルな話から「人事評価制度」「事業部メンバーとの関係性」、そして「経営・マネジメント層の理解」「企業文化」「組織構造」まで。大小さまざまなトピックに関連する。 この課題に取り組むにあたり、一つの示唆を与えてくれる先達がVisionalだ。国内でいち早くCDOの設置に踏み切り、独自にミッションや、採用や広報と

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根幹はつくる喜び。『広告』小野直紀が考え続ける「いいものづくり」

“なにかと話題の……” そんな枕詞とともに、発売するたび噂になる雑誌がある。博報堂が発刊する『広告』だ。創刊は1948年まで遡るが、話題になる頻度はここ数年顕著に感じられる。その火付け役が、現編集長の小野直紀だ。 小野は『広告』で「ものづくり」を探求しているという。「デザインやものづくりが、ビジネスの下位概念として扱われてしまっているのではないか」——プロダクトデザイナーで、プロダクト開発を専門にする博報堂社内のクリエイティブチーム「monom」代表も務めている小野の、そ

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動き続ける「いま」を問いなおす——2022年度グッドデザイン賞フォーカス・イシューが公開

2022年5月24日、日本デザイン振興会は2022年度のグッドデザイン賞・フォーカス・イシューのテーマを発表した。 フォーカス・イシューは、受賞作品を題材に、各分野における最新デザインとその価値を伝える取り組み。グッドデザイン賞審査委員のなかから選ばれた“フォーカス・イシュー・ディレクター”が、その年の応募作品を審査する過程で「これからの社会における課題や可能性と、デザインが果たし得る役割」について議論し、それぞれが自ら立てたテーマに沿って提言をまとめていく。 今年度のテ

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「わかりやすさ」を捨て、オルタナティブをデザインする——インフォメーション・デザイナー 櫻田潤

「インフォメーション・デザイナー」という肩書きからは少し意外にも思える、90年代のUKロックミュージシャンを彷彿とさせる風貌で、櫻田潤は現れた。 インフォグラフィックという概念が日本ではまだ広まっていなかった2010年から、海外のインフォグラフィックを日本に紹介するサイト「VISUAL THINKING」を運営してきた櫻田。2014年にユーザベースに入社して以来約8年間、NewsPicksをはじめとした同社のインフォグラフィック展開を牽引。経済メディアにおける「縦スクロール

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ホワイトキューブではなく、日常の太陽光の下で映えるデザイン──TENT青木亮作

「もはや欲しいモノがなくなってしまいました」 自分が欲しいものばかりをつくってきたという、そのプロダクトデザイナーは冗談混じりにこう語った。 クリエイティブユニット・TENT共同代表の青木亮作がデザインするのは、調理器具やインテリア、文具といった生活に根ざしたものが中心だ。それらはシンプルな佇まいでありながら、新しい生活の予感を放っている。 TENT立ち上げから10年、ヒット商品をあげればキリがない。そこに共通するのは、生活の中で活躍するイメージが湧くことだ。青木自身も

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designingはメディアからプラットフォームへと向かう第一歩を踏み出しました

本日、designingは今後の活動拠点となる新たなWebサイトを公開した。 この機に、これまでnoteで展開してきたWebメディアの機能を移行、コンテンツに限らずさまざまな価値発揮をするために、足場を整えた形となる。 これは、単に(自由度のある)独自サイトに移るということではない。正直、純粋な“メディア事業”と捉えるならば、読者も一定集まっており、関係性もあるnoteを中心に展開していくほうが、間違いなく効率は良いだろう。何より、designing自体noteを舞台にス

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「つくれないという呪い」を解くため、デザインを拡張し続ける──NOT A HOTEL井上雅意

「自分はずっと、“つくれない側”の人間だと思っていました」 照れくさそうにそう語るのは、“自宅にも別荘にもホテルにもなる”住空間サービスを提供するスタートアップ・NOT A HOTELのCXO、井上雅意。 外資系メーカーにて、携帯端末のUIデザイナーとしてキャリアをスタート。その後IT業界に足を踏み入れ、領域もUX、事業、組織へと拡大。直近ではメルカリのCXOも務めた。 そのキャリアを見ると、「つくれない」どころか、常にその領域を拡張しながら、「つくり続けてきた」デザイ

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デザインドリブン“ではない”組織を乗りこなす4つの視点

デザインとは何か——。 Appleのプリンシパルエンジニアであったケン・コチエンダは、著書『Creative Selection Apple 創造を生む力』で、以下のスティーブ・ジョブズの言葉を引用した。 「デザインとは、どのように機能するかだ(design is how it works)」 シンプルで掴みどころがなく、考えさせられる言葉だ。ユーザーが惹かれるのは、プロダクト自体であり、形態は機能に従う。機能にまつわるあらゆるものがデザインである。デザインは目的のため

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人とプロダクトの幸福な関係をデザインする──THE 米津雄介

「わからないんですが……」 「もやもやしているんですが……」 そんな前置きのもとに、丁寧に選ばれた言葉は信頼できる。 誰かが語った言葉を借用するのではなく、自分の中から言葉を生み出していくこと。THEというブランドを手掛ける米津雄介は、そんな「わからない」を使いながら、丁寧に言葉を生み出していく人物だ。 ちょうど10年前の2012年、good design companyの水野学、中川政七商店の十三代中川政七、PRODUCT DESIGN CENTERの鈴木啓太とともに

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混沌の中、「私たちは何を教えるのか?」を問い続ける——サービスデザイン研究者・吉橋昭夫

「デザインという言葉だけをつかまえて定義しようとすると、難しいですよね。創造性……クリエイティビティのようなものは、そのコアにあるかもしれないですけど」 サービスデザイン研究の国内第一人者・吉橋昭夫は、静かに口を開く。 デザインとは何か、デザイナーはどうあるべきか。デザインの対象領域が拡大し、身につけるべきと言われるスキルも加速度的に増えている。その中、デザイン教育は何を伝え、どのような役割を担っていくべきなのか——この問いと向き合うべく、designingはデザイン教育

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デザイン読書補講 14コマ目『自分の〈ことば〉をつくる あなたにしか語れないことを表現する技術』

こんにちはこんばんは、吉竹です。 この『デザイン読書補講』は「デザインを学び始めた人(主に学生)の世界を少しでもひろげられるような書籍をおすすめする」をコンセプトに連載しています。 わたしの自己紹介や、この連載が生まれた経緯は1コマ目『UX・情報設計から学ぶ計画づくりの道しるべ』で書いていますので「どういう人が書いているんだろう?」と気になった方は合わせて読んでみてください。 今日の1冊デザイン読書補講14コマ目にご紹介するのは、細川英雄『自分の〈ことば〉をつくる あな

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デザイナーとは二律背反である──書評『行政とデザイン』

いま、行政の世界でデザインが注目を集めている。 「デザイン」という言葉の及ぶ範囲が広がるにつれ、「デザイナー」はさまざまな分野で活躍するようになった。その影響力は今後も増していくはずだ。たとえば2020年のLinkedInの調査では、UXデザイナーはアメリカで「需要のあるハードスキル」のトップ5に入ったという。「行政とデザイン」も、デザイナーの活動範囲が広がっていることの証左と言えるかもしれない。 「行政とデザイン」という組み合わせを聞くと、まるで「水と油」のような感覚を

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