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ピープルマネジメントを超えて。デザインマネージャーの視座──Visional大河原陽平
「マネージャー」という言葉の意味するところを、一義に定めることは難しい。
事業成長に向け自分・チームを最適化するか、メンバーの可能性を開花させることを第一に置くか。プレイヤーとしての役割を一切捨てるのか、はたまた自らも積極的に手を動かして背中を見せるのか──。理想のマネージャー像は、語り手によって異なって然るべきだろう。
これはデザイン組織においても同様だ。あるべきデザインマネージャー像は、組
デザイナーは「未来の具現者」であれ——Visional HRMOSプロダクト本部長・萩原崇
いかにデザイナーが活躍しやすい土壌を生み出すか。
ことデザインに力を入れる事業会社において、この問いは重要課題の一つに上がるはずだ。それは「個々人の労働環境」というシンプルな話から「人事評価制度」「事業部メンバーとの関係性」、そして「経営・マネジメント層の理解」「企業文化」「組織構造」まで。大小さまざまなトピックに関連する。
この課題に取り組むにあたり、一つの示唆を与えてくれる先達がVisio
根幹はつくる喜び。『広告』小野直紀が考え続ける「いいものづくり」
“なにかと話題の……”
そんな枕詞とともに、発売するたび噂になる雑誌がある。博報堂が発刊する『広告』だ。創刊は1948年まで遡るが、話題になる頻度はここ数年顕著に感じられる。その火付け役が、現編集長の小野直紀だ。
小野は『広告』で「ものづくり」を探求しているという。「デザインやものづくりが、ビジネスの下位概念として扱われてしまっているのではないか」——プロダクトデザイナーで、プロダクト開発を専
動き続ける「いま」を問いなおす——2022年度グッドデザイン賞フォーカス・イシューが公開
2022年5月24日、日本デザイン振興会は2022年度のグッドデザイン賞・フォーカス・イシューのテーマを発表した。
フォーカス・イシューは、受賞作品を題材に、各分野における最新デザインとその価値を伝える取り組み。グッドデザイン賞審査委員のなかから選ばれた“フォーカス・イシュー・ディレクター”が、その年の応募作品を審査する過程で「これからの社会における課題や可能性と、デザインが果たし得る役割」につ