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デザインの可能性を探究するメディア『designing』のnoteです。事業に寄与する…

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デザインの可能性を探究するメディア『designing』のnoteです。事業に寄与するデザインから、クラフト・クリエイティブ、デザイン思想・倫理、広義にデザインと捉えられる活動まで。デザインの多様な側面を深化・探索しながら、その可能性をともに拓いていきます。

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    デザインの可能性を探究するメディア『designing』のnoteです。事業に寄与するデザインから、クラフト・クリエイティブ、デザイン思想・倫理、広義にデザインと捉えられる活動まで。デザインの多様な側面を深化・探索しながら、その可能性をともに拓いていきます。

記事一覧

デザインすべきは、「誰一人取り残されない」ための“場”──デジタル庁CDO 浅沼尚

浅沼尚は考えていた。 「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を」というデジタル庁のミッションを、どうすれば実現できるのかと。 大橋 正司、広野萌、横田結、…

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2年前
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Figma日本法人設立。国内デザイナーコミュニティへの寄与を目指す

"make design accessible to everyone." 「すべての人がデザインを利用できるようにする」という言葉をビジョンに掲げる、デザインプラットフォーム『Figma』が日本進出を…

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2年前
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磯野真穂×原田祐馬|必要なのは「もっと面倒くさくしてくれるデザイン」

2021年10月に受賞作品が発表された、2021年度グッドデザイン賞。しかし、まだプログラムは終わっていない。受賞作選定とは別の切り口からデザインの潮流を見出すため、議論…

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2年前
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デザイン読書補講 13コマ目『評伝 フィリップ・ジョンソン 20世紀建築の黒幕』

こんにちは。中村として5回目のデザイン読書補講です。前回、柳宗理さんに触れながら、その生没年が20世紀をほぼそのまま飲み込むかたちゆえ、個人史と20世紀史、そして近…

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2年前
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​​永吉健一×石川善樹|「共にいる」ことで実現する、みんなのためのデザイン

2021年10月に受賞作品が発表された、2021年度グッドデザイン賞。さらに議論を深めるため、受賞作の選定とは別の切り口からデザインの潮流を見出す特別チーム(フォーカス・…

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2年前
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デザイナーは、良き“媒介者”であれ──BCGDV花城泰夢

「そもそも自分って本当に“デザイナー”なのか?と思うくらい悩みました」 取材の冒頭で花城泰夢が発した言葉は、彼のキャリアを端的に表していた。 ボストン コンサル…

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2年前
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デザインすべきは、「誰一人取り残されない」ための“場”──デジタル庁CDO 浅沼尚

デザインすべきは、「誰一人取り残されない」ための“場”──デジタル庁CDO 浅沼尚

浅沼尚は考えていた。

「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を」というデジタル庁のミッションを、どうすれば実現できるのかと。

大橋 正司、広野萌、横田結、高野葉子をはじめ、デジタルデザイン領域で名の知られる面々が参画したことでも話題となったデジタル庁。2021年9月の創設から半年、いくつかのサービスがリリースされ、その都度耳目を集めてきた。

デジタル庁CDOに就任してからおよそ半年、考

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Figma日本法人設立。国内デザイナーコミュニティへの寄与を目指す

Figma日本法人設立。国内デザイナーコミュニティへの寄与を目指す

"make design accessible to everyone."

「すべての人がデザインを利用できるようにする」という言葉をビジョンに掲げる、デザインプラットフォーム『Figma』が日本進出を発表した。アジア初の拠点となる日本法人を設立し、今後数カ月以内を目処に日本語版のリリースを目指している。

英語以外では初のローカライズで、同プロダクトが日本市場の拡大へ意欲をみせていることが伺え

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磯野真穂×原田祐馬|必要なのは「もっと面倒くさくしてくれるデザイン」

磯野真穂×原田祐馬|必要なのは「もっと面倒くさくしてくれるデザイン」

2021年10月に受賞作品が発表された、2021年度グッドデザイン賞。しかし、まだプログラムは終わっていない。受賞作選定とは別の切り口からデザインの潮流を見出すため、議論を深めるための特別チーム(フォーカス・イシュー・ディレクター)を編成して課題や今後の可能性を「提言」として発表する「フォーカス・イシュー」は依然として進行中だ。

そんなフォーカス・イシュー・ディレクターのひとり、UMA/desi

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デザイン読書補講 13コマ目『評伝 フィリップ・ジョンソン 20世紀建築の黒幕』

デザイン読書補講 13コマ目『評伝 フィリップ・ジョンソン 20世紀建築の黒幕』

こんにちは。中村として5回目のデザイン読書補講です。前回、柳宗理さんに触れながら、その生没年が20世紀をほぼそのまま飲み込むかたちゆえ、個人史と20世紀史、そして近代デザイン史が重なる凄みのようなものをおぼえました。そうしたなか、ふと、より強力に20世紀史と結びついている人物を思いだしたのです。

フィリップ・ジョンソン。1906年に生まれ、2005年に98歳で没した建築家。ふと、いまなにげなく建

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​​永吉健一×石川善樹|「共にいる」ことで実現する、みんなのためのデザイン

​​永吉健一×石川善樹|「共にいる」ことで実現する、みんなのためのデザイン

2021年10月に受賞作品が発表された、2021年度グッドデザイン賞。さらに議論を深めるため、受賞作の選定とは別の切り口からデザインの潮流を見出す特別チーム(フォーカス・イシュー・ディレクター)を編成した。「フォーカス・イシュー」では、課題や今後の可能性を「提言」として発表する準備を進行中だ。

フォーカス・イシュー・ディレクターを務める予防医学研究者の石川善樹が取り組むテーマは、「将来世代とつく

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デザイナーは、良き“媒介者”であれ──BCGDV花城泰夢

デザイナーは、良き“媒介者”であれ──BCGDV花城泰夢

「そもそも自分って本当に“デザイナー”なのか?と思うくらい悩みました」

取材の冒頭で花城泰夢が発した言葉は、彼のキャリアを端的に表していた。

ボストン コンサルティング グループ(BCG)において、大企業との新規事業創出を専門に行う組織であるBCG Digital Ventures(BCGDV)へ2016年にジョイン。5年が経った今、その肩書き(Partner& Director, Exper

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